ミュージカルFood truck FixYou~Full course~ごちそうさまでした。
Food truck FixYou~Full course~が無事全11公演終了しました。
開店したこと、ちゃんと期間開いて閉店したことがまずはとても嬉しいです。
見逃し配信を見た瞬間にタイピングの手が止まらず、楽しみすぎるお話を前回書いたのですが、今回はミュージカルを観劇しての感想を書きたいと思います。
1.ざっくりの感想
まずあらすじとして、
<ストーリー>
彼らの元にフードトラック『FixYou』が訪れ、小さく背中を押して消えた後──季節は春になっていた。
もう会えないだろうと思っていたシェフが、再び彼らの元を訪れる。
「あなたの力が必要なんです──」
シェフ達が抱える問題と、シェフに救われた人々の過去と今が交錯する。
っていうかそもそも、クッキンジャーってなんなんだ!?
心を満たしお腹がすくような非日常グルメミュージカルが開幕!
公式から引用します。
前回のブログで「クッキンジャーというヒーローによって救われた幼い頃のクッキンジャーファンが今度はクッキンジャーを救うヒーローになるの…胸熱」と思っていたのですが、思った1000倍胸熱でした。アツかった好きだった。
シェフとしてレッドがいない、5人が揃わないという問題、人々はまた2人の関係性で上手くいかないという苦悩、それぞれに問題を抱えた中で、「クッキンジャーのイベントを行う」という共通のことで解消されたのが見ててとても好きでした。
時間が経てば忘れてしまう。だけど過ごした時間や思い出は消えることはない。
思い出すたびに幸せだった思い出が蘇ってくる。
「いつでも君は僕らのヒーロー」
この歌詞大好きです。
2.登場人物ごとの感想
ソルブラック/ジュン(神田くん/水野さん)
この2人は全く違うものになるんだろうなっていう予想だったしその通りだったんだけど、神田さんのブラックはクッキンジャーの中で母のような存在で、水野さんは兄のような存在に感じた。ストーリーテラーの役割を担っていたため、まとめ役みたいな感じだったんだけどその中でもこんなに違うんだって思いました。神田さんはM6の歌いだしの「忘れてください それでいい」の歌い方が優しすぎてそこが好きです。水野さん好きポイントは新田さんと再会したときの「私です」の気付いてもらうまでの迫りです。
ビネイエロー/ユージ(横山くん/米谷くん)
2人とも見てて気持ちいい程チャラかったですね( ̄▽ ̄)でもめっちゃ自然で、芯があって、まーくん想いで、これまた良かったな~~~~~。
5人揃っていない場面で「もうどうしようもなくね?」っていうポジションだったことも、レンジャーの中で客観的に物事を捉える性格を担っていたんだな~と思ったし、あとはピンクとグリーンの中和剤のようにも思いました。横山くんは、「多分大切にされてたんだろうな」、「俺たちはひと時の夢」と最後の口上、米谷くんは最後の口上とお別れ時の「ま~くん!!」のくだりが好きです。
ソイグリーン/リョウ(三隅くん/本田さん)
ソイグリーーーーーーン愛おしすぎて頭抱える。
「あれが、俺の、精一杯だ。」
好き過ぎん??喋らないからこそ表情が豊か過ぎて、愛情表現が上手じゃないのがソイグリーンと明さんお揃い過ぎて、そっくりですねってなりました。三隅くんはM6で「だけど忘れることはない、いつでも君は僕らのヒーロー」と歌われた後ろで嬉しそうな顔をするのめちゃめちゃ好きだったし、本田さんは「もうお別れダァァァヮァァヮァァァァァ」ってダムが決壊するところめっちゃ好きです。
シュガピンク/ヒロ(平松さん)
マッサマンカレーーーーーーーーも勿論良かったんですけど、
「大事にしてくれて。だから魂が宿ったんだよ」
「大事にしてくれてたよ、ありがとうね」
「僕は何もしてない、君が頑張ってるんだよ」
っていうセリフが大好きなんですよね…なんかちょっと切ないというか儚いというか。
声にめちゃめちゃ表情があるから、こういう気持ちのセリフの言い回しすっごい好み。
シュガピンクがいるからこそ、気持ちを表に出すことは大事なんだなって思えました。
好きなものは好き、悲しいものは悲しいなどなど…
いや~平松さんのお芝居めちゃ好きです…
好きポイントは「酸味の梅ジャム」です。あの動き…
佇まいからヒーロー過ぎてズルくない?????
諦めの時もそうだったけど~~~ほんっとうにヒーローでズルいんですよ…。
ヒーローの中に儚さがあって、孤独さもあって…どうしても…語彙力欲しい。
ルーは2種類使うんだよの言い方も、辻本さんは「は??」って言われた誤解を解くような感じだったのに豊さんは「それが何か??」くらいの自信ありませんでした??
「だから忘れて構わない」のソロも、寂しさを飲み込んでそっと背中を押す感じだったし、遅れて登場してAメロ歌い上げる姿は文句なしの戦隊もののレッドでした。存在が主役。
新田圭/進藤大介(佐藤さん/松岡くん)
社会人としての初めての後輩にちょっといい先輩になろうとするのも自然なことだし、激似の弟なんてそりゃ動揺しますよね…でもわだかまりが解消して「どんな最強の企画ですか?」に対して「それを今から練るんだよ!!いくぞ!!」って後輩の意見も必要としてくれそうでいい先輩って思いました。新田さんは私の中で、戦隊モノの一番のターゲット層?である小さい男の子の時代に、クッキンジャーにど直球にハマった人なんだなって印象があって。そこで「だけど忘れることはない」って歌詞を歌ってる時の、表情が大好きでした。なんかその小さい頃を思い出しながら歌ってる感じが良かった~~松岡くんは弟に似てるんだよって言われたときに「前、先輩言ってましたよね」っていう言い方から、なんか距離感が上手な後輩な感じに思いました。言い出せるタイミングを待ってくれそう。落ち込んだときに慰められたい。
野上学/松永知也(中原くん/國村くん)
ここのわだかまりめっちゃ可愛い。親友の呼び方なんて周りは気にしてないのに。些細なことがふとしたときに気になりだして以前までの関係でいられなくなるのめっちゃ学生としてはあるあるな気がして。1話チームが社会人あるあるで2話チームが学生あるあるを担ってて共感性として大事な役割って感じ。そして知也は学のことをレッドとして見ていたこと、クッキンジャーのイベントに参加したことで拡散力だけではなく、”レッドを思い出させる”という目的の直接的な手助けにもなってたのも良かったな~。
中原くんは「他の奴なんか知らねえよ」ってはっきり言ってくれることがまーくんとの関係性の中で救いになると思ったし(結果最後は学呼びだったよね)
國村くんはフォロワー3万人は何でそうなったか知りたいし、「俺は悔しいんだよ!!」の言い方好きだったしM4の🐼最強。
蛭間明/是枝忍(吉原さん/内海くん/中下くん)
明さん~~~~~~~!!!!!!好きです。
2話や4話のペアは配信時の性格でギクシャク再開みたいな感じな気がしたけど、ここのペアはまた違いましたね。まず是枝さんが蛭間さんのことわからないってイライラしてたけど舞台では完全に慕っている弟子って感じました。配信の時の直接的なもやもやは忍くんだったけど(明さんもうっすら伝え方に悩んでたけど)、舞台では完全に明さんが伝え方に悩んでいる感じがした。その中で「悪役ってのはな、」って楽しそうに話す明さんめっちゃ好きだったし、ソイグリーンとの相棒加減が絶妙で、他は人がぬいぐるみに寄った感じがするけど、ソイグリーンと明さんは共にあの性格になった感じがする…伝われ…
吉原さん好きポイントはもう全部です。(感想放棄)
M3の悩みながら歌い抜く姿、「かけてよ」の力強さ、ソイグリーンと別れを惜しむところ、明らかに年下である新田さんに詰め寄られる所、忍との殺陣で打たれる、蹴りのところを食らうタイミングめっちゃ上手いところ、M6の「だから忘れて構わない」を言われたときの表情、めちゃめちゃ好きだったなぁ
内海くんの忍は、役を噛み砕こうともがいてあの役にぶち当たってて、中下くんは純粋に演じることを楽しんでてあの役が楽しめなくてって印象。どちらも素敵でした!
内海くんの「1日だけっすよ!」と、中下くんが「俺泣きそうです」って明さんの裾を掴むの可愛かったな~~
嶋野英人/結城光太郎(田村さん/岡くん)
飛び蹴りの空中滞在時間さすがの運動神経でした。田村さんの低音好き侍なので、M3の「何一つない、俺がもつもの。センス、才能」の歌声素敵だった~~~!!最後は気持ちだから。の説得力よ。あと🐼の動きのセンス。動きで笑わせられるって天才です。
岡くん今まであんなにはっきり滑舌のイメージなかったからすっごく驚いたし良かったです!!あと毎回肩が外れるんじゃないかって思ってた…無事でよかったです(._.)そしてここも、イベントに参加したことでレッドを思い出して、目的の直接的な手助けをしていた一人。田村さんと対等に言い合って自然だったの二人の練習の賜物だったんだな~~とてもっ良かった!!
佐川勇(古川くん)
レッドのぬいぐるみの持ち主が会場に来たことでレッドは戻ってこれた。そう言う意味では勇がいなけれ5人揃うことはなかったということで勇もまた、レッドにとってのヒーローになれたんだなって思いました。カテコまでぬいを大事に持ってる姿が可愛かったです。
3.超理戦隊クッキンジャーが見たい
こんだけ感想語ってるのに最低視聴率で打ち切り??いや見たいが??
ヒーロー側にも悪役にも正義はあるけど、ザンパンダーは残飯から出来上がった怪物でしょ??明らかに正義がありすぎて気になるザンパンダーのストーリーも下さい。
ザンパンダーの苦悩測り知れない気がする。
そして新田圭劇場からトラック中のザンパンダー登場するまで短時間過ぎて早着替えの天才だしハケて爆速で着替えてる姿想像したらめっちゃ面白いが。🐼のモチベ。
何もかも好きだったこの舞台。
「人は抗いようもなく大人になるものだな」
「美しい記憶は今を生きるエンジンになる」
どこからともなく現れ、風と共に去るトラックとぬいぐるみ。
そんなファンタジーな話でも、些細な共感が散りばめられていていることでスッと入ってきて、今を生きる自分たちに重ね合わせる。
そしてひとつひとつのセリフが染みて、
心がフッと軽くなる。そして少し明るい気持ちになる。
強く念じれば。クッキンジャーを思い出せば。クッキンジャーはそこにいる。
好きだったものはずっと好きだし、思い出せばいつだって幸せになれる。
「だから忘れて構わない
今度は君が誰かのヒーロー」
「だけど忘れることはない
いつでも君が僕らのヒーロー」
このFood truck FixYouを好きであるという記憶が、
きっと将来生きるエンジンになります。